■ 開催概要 2025年9月22日~25日、大阪・関西万博会場内にて「水素エネルギーパーク」が開催されました。 今回の万博は「水素の万博」と言われるほど、さまざまな企業や国のパビリオンで「水素」に関する展示があります。 またパビリオンの電気などエネルギーも会場内で作られた水素電池で賄われており 水素において日本は世界のトップランナーとしての立ち位置を強く示しました。 会期終盤に行われた本イベントは安全性・実用性・将来性をテーマに、 水素が社会にもたらす可能性を多角的に紹介する展示・講演・体験型イベントです。 ■ 主な展示・プログラム - トヨタ「MIRAI」燃料電池車試作機の展示 - ドローン・航空宇宙分野での水素応用事例 - 家族で楽しめる水素クイズラリー・スタンプミッション など会場外まで続く列、とにかく多くの方が「水素パーク」を体験するために並んでいました。 水素と向き合ってきた私たちですら「こんなに水素って認知されてるの?」と驚くほど! 今回は健康需要ではなくエネルギー需要のイベントですが 水素ができることはたったひとつ。 酸素と結びついて(燃やして)水になること。 たくさんヒントが見つかるはず!
やはり人気なのはモビリティ! 水素自動車から、はじめて見る水素自転車、バイクなど 日本を誇る名だたるメーカーの水素技術を触って乗って!体験することが出来ました。
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こちら、東京オリンピックの選手村跡地「東京晴海水素ステーション」です。 電気やガスなどのエネルギーのすべてに水素を使う先進都市モデルとして すでに4,145戸のくらしを担っています。
■ 総括 水素には逆風の時代が本当に長くありました。 偏った報道などで誤った情報が拡散され「水素はうそ」「水素なんて詐欺」「水素はこわい」など お客様から拒絶されて辛い思いをした方も多かったのではないでしょうか。 先進医療Bに認定されて少しずつ回復してきた水素への信頼は コロナウィルスへの有用性が示され、さらに大きくなりました。 そして今、大阪・関西万博を通して「水素」という言葉が これからの日本、いえ世界にごく当たり前に浸透してく未来が見えてきました。 エネルギーと摂取という違いはありますが、水素がやみくもに怖くて怪しいものだ、 という誤った印象は過去のものとなるでしょう。 エネルギーと摂取は別だと前述しましたが、原理は同じです。 水素が酸素が結びついて水に変換していく、ごくシンプルな作用です。 本イベントを通じて、「水素は社会の課題解決を導く“チャンス”である」ことが再確認されました。 吸入型水素機器の普及においても、安全・使いやすさ・将来への期待感をわかりやすい言葉で伝えることが重要です。