水素吸入器を選ぶ際、「第三者認証取得」「各種認証済み」という言葉をよく目にします。
しかし、その“認証”は何を保証しているのでしょうか。
■ よくある認証について
PSE(電気用品安全法)や技適(電波法)などは、日本国内で販売するための法令適合を示すものであり、
取得していて当然の前提条件です。
これらは電気的安全性や電波適合を示すものであり、水素発生性能そのものを保証するものではありません。
■ 本当に重要なのは流量と濃度の外部検査
水素吸入器の本質的価値は、どれだけの流量(ml/min)と濃度(ppm)が実際に出ているかです。
重要なのは「いつ」「どこで」測定したかという測定条件です。
例えば、
・稼働開始2時間後に本体ガス排出口で測定した数値
・稼働開始1分後にカニューラ鼻先(実際に吸入する位置)で測定した数値
この2つはまったく意味が異なります。
本当に価値があるのは、実際にお客様が吸入するカニューラ鼻先での実測値です。
水素は非常に拡散性が高い物質なので、排出口で計測した水素の量や濃度は
バブリング容器やカニューラを介することで実際の鼻先付近ではかなり低減されています。
そして、鼻から吸った水素が実際に肺に到達するまでにも水素は拡散していくので
実際に肺へ到達するのは鼻先で計った水素の3分の1程度といった例もあります。
排出口で100mlの水素は、鼻先で60ml、肺への到達は20mlということもあり得るということです。
より一層、カニューラ先での水素量や濃度が重要になりますよね。
また、多くの業務用水素吸入器に定期メンテナンス(〇年に1度、〇〇時間毎、など)があるのは
機器の耐用年数や衛生管理のほかに、経年で水素の発生量が落ちていく場合があるためです。
購入直後からメンテナンスのタイミングまで、水素が広告で提示された量や濃度のまま出ているか、
拡散ロスや経時変化を含めた状態での性能こそが、業務提供において重要です。
■ 「純度99.9%」という条件の優先度は下げても大丈夫
水素ガスの純度が99.9%と標榜されることがあります。
しかし、吸入用途においてこの数字自体に大きな意味はありません。
まず前提として、水素純度が99.9%でない場合、何が含まれているのか。
通常、水素吸入器で発生する気体は、水素(H₂)、酸素(電解副生成物)、水蒸気、微量の窒素や空気成分などの混合ガスです。
99.9%でない=危険物質が混ざっている、という単純な話ではありません。
重要なのは“純度の割合”ではなく、実際にどれだけの水素が吸入できるか、です。
また、吸入は鼻先や口腔で必ず周囲の大気と混合されます。
「装置内部で99.9%」という数字は、実際の吸入状態とは別問題です。
本当に重要なのは、実際に吸入する位置での濃度、その流量、そしてその安定性です。
■ 安定性こそが信頼につながる
業務用機器として重要なのは「再現性」と「長期安定性」です。
性能が時間とともに変動してしまえば、すべてのお客様に同じ品質を提供することはできません。
Co.UP(コアップ)では、
・測定位置:カニューラ鼻先
・測定タイミング:稼働開始直後
・検証期間:稼働開始から1,000時間(次回メンテナンスまで)
この条件下で、 666,000ppm・2,600ml/min が変わらず維持されることが証明されています。
これは最大値表示ではなく、実使用状態における長期安定性の証明です。
■ さらに重要な排出浮遊菌検査
最近では、水素吸入器から有害な気体が発生していた、という事例もあり
機器選びにはより慎重にならざるを得ません。
Co.UP(コアップ)は出ているガスの成分・流量・濃度検査に加えて排出浮遊菌検査を実施しています。
「水」を扱う機器である以上、発生する気体の清浄性は極めて重要です。
この「水」についても何を使用するか、機器によってさまざまです。
コストだけで選ぶと出ているガスの安全性を確保できず、
塩素やカビ、藻、雑菌といった異物を一緒に吸入させてしまっていることも。
性能・安定性・清浄性。
この3つを第三者検査で確認していることが、本当の信頼につながります。
水素吸入器を選ぶ際は、単なるスペックではなく、
「いつ・どこで・どれだけの期間」その性能が維持されるのかを確認することも重要です。

