水素吸入器には「家庭用」「業務用」などと使用用途がはっきりしているものと
そうでないものがあります。
それぞれ、どのような違いがあるのでしょうか。
機器の規格としては、定められていません。
この部品があると「家庭用」とか
こういう製造工程を踏むと「業務用」とか
そういった決まりごとはありません。
(一部、医療機器として製造されている機器を除きます)
なので、各メーカーがだれに使ってほしいか、どのように使ってほしいか、
という目的によって「家庭用」や「業務用」と名付けられています。
「家庭用」の水素吸入器だからといって、水素が少なく
「業務用」の水素吸入器だと水素の量が多いとは言えません。
それぞれの機器のスペックを細かく確認することをおすすめします。
いくつか確認すべきポイントをお話しします。
まず明確に「家庭用」「業務用」と明示している機器は
吸入してほしい相手がほとんどの場合、決まっています。
「家庭用」は個人やご家族で使うことが前提で
「業務用」はお店や病院がお客さん(患者さん)からお金をもらうことが前提です。
ですので「家庭用」水素吸入器の場合
ご家庭のコンセントで使用できる電圧であることや
家庭内で想定される様々な状況において危険や被害が少なくなるよう設計されています。
そういう意味で「家庭用は水素が少ない」というイメージを持たれるのかもしれませんが
安全を考えてそのように設計しているメーカーもあるでしょう。
また「業務用」水素吸入器の場合
店舗などの施設で使用できる電圧は家庭よりも高いので
それを前提に設計されていることがあります。
また”善良な管理者”の下で使用することが想定されています。
少し難しいですが、水素を吸っている人(お客さんや患者さん)ではなくて
お店や病院側が責任をもって安全性を確保することが前提の設計になっています。
「家庭用」に比べるとお手入れが必要だったり、注意が必要だったりする反面
大容量の水素を出せる、ということもあります。
いずれにしてもメーカーだけではなく第三者機関の検査を受けているかは確認したほうが良いでしょう。
検査と言っても様々あります。
・機械としてちゃんと作っているか(まあこれは当たり前ですが驚くべきことに認証がない機器もあります)
・何が出ているのか(みなさんが気になる、有害物質が出ていないかですね)
・どれだけ出ているのか(機械のどこで計測しているか、何分後までその数値が継続するのか)
など気になることは確認しましょう。
第三者機関の検査を受けていなくても、信用たる機能を搭載している機器はあります。
水素吸入器はほとんどが高額です。
使用する目的に応じて、信頼できるメーカーを選んでください。